ドナルド・キーン著作集〈第2巻〉百代の過客本無料ダウンロード
ドナルド・キーン著作集〈第2巻〉百代の過客
strong>本, ドナルド キーン
ドナルド・キーン著作集〈第2巻〉百代の過客本無料ダウンロード
によって ドナルド キーン
3.9 5つ星のうち4 人の読者
ファイル名 : ドナルド-キーン著作集-第2巻-百代の過客.pdf
ファイルサイズ : 29.6 MB
内容(「BOOK」データベースより) 芭蕉による旅日記の最高傑作『おくのほそ道』を始め、紫式部、和泉式部ら宮廷の女性による優雅にして味わい深い日記、そして、時の権力者の姿や戦乱の実録、さらには僧侶や歌人・俳人がつづる漂泊の記…。この国で連綿とつづく日記文学の歴史を楽しみながらたどっていく。
ドナルド・キーン著作集〈第2巻〉百代の過客を読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
文句なしに素晴らしいのは本書の斬新な問題意識で、838年の円仁にはじまり1854年の川路聖謨に終わる千有余年に記された日記を総覧し、百代の時は移れど未来永劫変わることなき日本人の密やかな心奥の声を聴き取ろうとする気宇壮大な研究手法は、まことに見事な収穫をもたらしている。本来ならわが国の学界の泰斗がやるべき壮大な事業をやりおおせたのがなんと碧い目の一学徒であると知ったわたしたちの衝撃は大きかったが、大戦中に本邦の兵士の郷里への手紙に接し続けた著者にとって、それは運命的なライフワークでもあった。さて内容であるが、円仁の「入唐求法巡礼行記」から紀貫之の「土佐日記」、「蜻蛉日記」「紫式部日記」と続く平安時代、そして「建礼門院右京大夫集」に始まる鎌倉時代には、これまでに読んだこともある女流作家の日記なども散見されて、それらの梗概を読むだけでも興味深い。著者もいうように、日本人の天然自然と人世観に対する近代的個我が目覚めて自在闊達な表現を繰り広げるようになるのはやはり近世には突入してからで、江戸時代のみならず全ての時期を通じて最高の芸術的達成として光り輝いているのが松尾芭蕉の「おくのほそ道」であることは当然至極だが、長崎の出島を旅した司馬江漢が行きがけの駄賃に鯨船に乗って鯨捕りに参加した話や、息子の嫁の献身のお陰で「南総里見八犬伝」を完成させることができたと呟いている「馬琴日記」、そして私が最も尊敬する幕末の政治家と私が最も愛するロシアの作家ゴンチャロフとの歴史的な遭遇を素描した川路聖謨の「下田日記」も深々と心に沁み込む佳編で、これらの感動的な叙述の中に、このたび晴れて本邦に帰化された著者の日本及び日本人への尽きせぬ慈愛を感じ取る向きも多いだろう。通史の書けない歴史家は蛸壺の中の蛸だ蝶人
0コメント