中東鉄道経営史―ロシアと「満洲」 1896-1935―電子ブックのダウンロード
中東鉄道経営史―ロシアと「満洲」 1896-1935―
strong>本, 麻田 雅文
中東鉄道経営史―ロシアと「満洲」 1896-1935―電子ブックのダウンロード
によって 麻田 雅文
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ファイル名 : 中東鉄道経営史-ロシアと-満洲-1896-1935.pdf
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内容紹介 シベリアから「満洲」へ――。東清ないし東支鉄道ともよばれ、「満洲」を通るロシアの「植民地化会社」として、露・中・日・仏・米が角逐する国際政治の焦点となった中東鉄道。海運とも連動する鉄道事業経営と、収用地や警備隊による植民地経営が一体となった、その全体像を初めて実証的に解明。西洋史・東洋史・日本史を横断する跨境的な東北アジア近現代史を描きだす。 【受賞】 ・第8回(2013年度)「樫山純三賞」 ・第4回(2013年度)「鉄道史学会住田奨励賞」 【書評】 ・『セーヴェル』(第30号、2014年3月、評者:藤原克美氏) ・『社会経済史学』(第80巻第2号、評者:江夏由樹氏) ・『ロシア史研究』(第93号、評者:藤本和貴夫氏) ・『西洋史学』(第249号、2013年、評者:左近幸村氏) ・『史学雑誌』(第122編第8号、2013年、評者:吉井文美氏) ・『東アジア近代史』(第16号、2013年3月、評者:加藤聖文氏) ・『中国研究月報』(第67巻第7号、2013年7月号、評者:林采成氏) ・『出版ニュース』(2013年2月上旬号) 内容(「BOOK」データベースより) シベリアから「満洲」へ。露・中・日・仏・米が角逐する国際政治の焦点。海運とも連動する鉄道事業経営と、収用地や警備隊による植民地経営が一体となった「植民地化会社」の全貌を初めて解明。新しい跨境的な東北アジア近現代史を描きだす。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 麻田/雅文 1980年生。2003年学習院大学文学部史学科卒業。2010年北海道大学人文科学研究科歴史地域文化論スラブ社会文化論専修博士課程単位取得後退学。2011年北海道大学より博士(学術)学位取得。日本学術振興会特別研究員(PD)を経て現在、ジョージ・ワシントン大学エリオット・スクール客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 続きを見る
以下は、中東鉄道経営史―ロシアと「満洲」 1896-1935―に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
購入ではなく、たまたま目にした図書館で2時間ほど、序章・第1章・終章の全文と他章の「はじめに」「小括」を目通しした段階でのレビューである。しかし、それだけでも同書が丹念な調査・研究の上、多角的な視点で執筆された事は十分に理解できる。中東鉄道(東清鉄道)というテーマ自体は筆者が謙遜するほど「マイナー」ではないし、そこに関わる各事項は日本近現代史の研究にとっても重要なものが列挙される。しかしその全体像を描くのは、史料調査や多岐に渡る専門的知識の修得という点で間違いなく困難、仮にやるとしても共著のレベルで対応するしかないと容易に想像されたが、本書では筆者の単独執筆にも関わらず、同鉄道の概説史と個別分析の双方で高い水準の記述に成功している。加えて、「序章」では各国での先行研究を時代背景にも注目して詳細な解説を加え、巻末の膨大な注釈の中に主要登場人物の簡単な評伝も執筆して専門家以外の読解にも配慮した点なども特筆に値する。もし、僅かに不便を感じたとすれば、「単位」の問題である。ロシア帝国は伝統的な度量衡制を使用し、中東鉄道もこれにならっていたため、原史料では「ヴェルスタ」「プード」などの単位が使用されている。本書ではメートル式への換算方法を注釈の冒頭に置いたが、できれば本文中でも両者の並記を望みたかった。分量の増大に見合う理解度の向上は、きっと得られたはずである。しかし、そのような些細な問題で、本書の価値が損なわれる事は全くない。ロシア・ソ連史、東アジア国際関係論、満州など、それぞれのテーマを扱う研究者に幅広く読まれるべき、貴重な出版である。本書は2013年度に鉄道史学会の「住田奨励賞」を受賞しており、その点で個人的にも強い刺激となった。
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